- 異業種交流会というのをご存じだろうか?
- 知っている方は、参加した事があるだろうか?
そもそも異業種交流会とは、
自分の業種と違う業種の人たちとコミュニケーションを図り、人脈を構築したり、ビジネスに繋げたりする会
こんな感じ。
私は、昔営業の仕事をしている時に、営業活動の一環として、異業種交流会にかなりの回数参加してみた事がある。
そんな私の異業種交流会に参加してきた経験を書こうと思う。
- 異業種交流会に興味がある
- 今後、異業種交流会に参加してみようと思っている
- 営業職なので、参加して人脈を広げ、新規の仕事をゲットしたい!
上記のように思っている方の参考にでもなればと思う。
異業種交流会は基本的には有料なので、よく考えて参加を決めた方が良い!
私のように、会社で「営業」の経費で参加できる人なら別だが……
Contents
異業種交流会概要
参加する方法
私が参加した交流会は、すべて事前のネット予約制であった。
ネットで「異業種交流会」と検索して参加したいと思った会に手続きすればよい。
主催している会社にもよるが、大まかに自分の勤め先、職種、連絡先、氏名を入力しメールで送るだけだ。
ほとんどが、料金は当日受付の時に現金払い(領収書発行)だ。
確かキャンセル料はかからない。しかし、常識的に参加できなくなったら連絡した方が無難だと思う。
当日連絡でも問題なかった
料金
2,000円 ~ 5,000円 の場合が多い(私が参加した会)
時間
だいたい2時間制が多い。開始時間は様々だ。
9時から21時まで見た事がある。自分の予定に合った時間を選ぶと良い。
場所
ビルの貸会議室から普通のご飯を食べるお店まで様々である(主催の会社により違う)
- 会議室の場合は、ソフトドリンク飲み放題・お菓子食べ放題のパターンが多い
- 飲食店で開催する場合は、昼飯や夕飯の時間に合わせて開催される事が多い
したがって、ランチ異業種交流会・ディナー異業種交流会となっているパターンが多い。
異業種交流会に参加する意味はあるのか?
私みたいな「サラリーマンの法人向け営業職」の人は参加する意味はない
しかし、
人間的に成長を求める人、自分の知らない世界や人を知りたい人は参加する意味がある
- 新規の仕事を取るという考えをすてる
- 誘われたら、必ず誘いに乗って会ってみる、たとえどんな職業の人でも!そうする事によって、自分が成長できるし、社会勉強にもなる。精神的に強くもなる!
サラリーマンの営業職の人は、異業種交流会に参加してもはっきり言って新規の仕事など取れない。
期待して参加しても無駄である
なぜなら、参加している人は全員あなたと同じ気持ちだ。
仕事が欲しくて欲しくてたまらない人ばかりで、誰かに仕事を依頼したいなと思っている人は、ほとんどいない。
求めているばかりで、与えようとしている人は、少なくとも私が参加した交流会にはほとんどいなかった。
参加者に多い職業は
- 生保の営業
- ネットワークビジネスの人(ネットワークビジネス(Wikipedia))
- 個人向け投資系不動産の営業
- よくわからない肩書の意味不明なあやしい人
- 独立したばかりの士業の人(弁護士・社労士等)
ほとんどこの上記の業種の人達で90パーセントは占めていたと思う。
この状況で、サラリーマンで法人営業として参加している立場の私なんか、新規の仕事なんか取れるわけがない
逆に、ターゲットにされて、勧誘されまくるのがおちだ!まさに「かもがネギをしょってきた」状態となる。
私が経験した異業種交流会の実態と立ち回り方法
まずは交流会の会場では、名刺交換してざっくりお互いの仕事の話をするだけで、だいたい終わる。(決められた時間内でなるべくたくさんの人と話すため)
そして後日、会いませんかと連絡が来る事が多い。(ちなみに私から「会いませんか」と連絡した事はなかった)
- 情報交換しませんか?
- お互い近況報告しませんか?
- 会場では、○○さん(私)とあまり話せませんでした。もっとお仕事のお話を聞かせてもらえませんか?
- ○○さん(私)ともっとお話ししたいので、会いませんか?
ネットワークビジネスの人は、①の「情報交換しませんか?」という誘い文句がかなり多い。
「あんたと何の情報交換するんだよ」と思いながら、社会勉強のため誘われるがまま会っていた。
ちなみに会うと、勧誘地獄が待っている
②の「お互い近況報告しませんか?」これは意味がわからない・・・・
「あんたと私は同志?仲間?・・だっけ?」
世の中には色々な人がいるという事が勉強になる。
しかし、しっかりと近況報告しに行った私であった(笑)
上記にも示したが、基本的にはフリーランス的な感じの人が多い。
なので、法人営業をしている私は、全く見込み客すら見つける事が難しい。
よって、おすすめな立ち回り方法としては、人を紹介してもらうのがベストだ!
それには、まず相手の話を聞いてあげる
- まずは相手の仕事の話を聞いてあげる
- 色々勧誘される
- 興味がないのでやんわりと断る
- それから自分の見込み客になりそうな人を紹介してもらう(数回紹介してもらった事がある。成約まではいかなかったが……)
特に生保の営業の人は、様々な職種の知り合いが多い。生保の営業の人との関係を構築して、色々な人を紹介してもらうという作戦がよい。
また、自ら交流会を開いている人もいる。そういう人と仲良くなれば、非公開な交流会に呼んでもらう事ができる。

体験談
全員がそうではないが、ネットワークビジネスの人は、交流会で名刺交換する時は別の職種の名刺を使用し、ネットワークビジネスをしているのを隠している事がある。
そして後日約束して会うと、「実は……」と話を切り出し「ネットワークビジネスをしている」と始まる。
ここからあの手この手で勧誘されるのは言うまでもない。
実際に私が体験したのは、「ファッションアドバイザー」の肩書で名刺交換したあと、会ったらネットワークビジネスをしていると言われしつこく勧誘された。
具体的な勧誘文句は
- 海外旅行の写真をみせながら、儲かるし自由な生活を簡単に手に入れる事ができる。年に何回も海外旅行に行っている
- チームで作戦を立ててビジネスをやっていくので、何も心配する必要はない
- 母体は海外の会社で、日本で展開し始めたばかり、今がチャンス!早めに始めればピラミッドの頂点に近いポジションにいける。
そしてネットワークビジネスで扱っている商品のサンプルをかばんの中から出し始め、「これは内臓に効くだ、これは脳に良い」だの聞いてもない事をベラベラ説明を始める。
恐らく1時間程貴重な時間を浪費するはずだ。
とどめに、「私の講師(先生)がいる。今度会ってお話しを聞いて欲しい」という展開になってくる。
このパターンがおおい
*全くやる気がなかったが、もちろん何事も経験なので、講師とやらの話を聞きに行った。
そもそも始めから自分の本業を隠してんじゃねえよと思う。自分でもやましいと思うから隠してるはずだ。
自分の本業なんだから隠さず自信を持って言えよと思うのは私だけであろうか?
不動産営業と言っても色々な種類があると思うが、私が会ったとんでもない奴はマンション販売系の営業マンだった。
あまり会う気はなかったが、あまりのしつこさに仕方なく私のスケジュールが空いている時に会う約束をした。何事も経験という事で。
しかし当日約束の場所へ時間通りに待っていても全然こない。おかしいなと思いつつ連絡をする。
電話が繋がらない。やっと繋がったと思ったら、
- 「あー、どちら様ですか?」
- 私が丁寧に約束で待っていると伝えると 「あー、忘れてた。そもそも今日だっけ?」みたいな事を言ってきた
- その瞬間、さすがに私はキレて電話越しに言いたい事を全部ぶちまけた後「てめぇとはもう会わねぇよ、おめぇは営業マン失格だな」と捨て台詞を吐き電話を切った。
まあこれで怒ってしまう私も営業マン失格かもしれないが・・・・
まだ、いくつもイライラしていまった体験がある。
しかしこういった方のおかげで、忍耐力、対人力、精神力も強化された。
営業的にはあまり役に立たなかったが、人間的に成長できるメリットもある。
最後にアドバイス
あまり同じ会社が主催の異業種交流会に参加していると、よく同じ人に何度も会うことがある。
せっかく色々な人と会って、名刺交換したいのに、同じ人がいると意味がない。
参加料まで支払っているのに。
なので、同じ会社主催の異業種交流会ばかりに参加しない方がよい。
複数の会社をリストアップしておくのをおすすめする。