子供が喧嘩ばかりしてると疲れます。親としてどうすればよいのか?
「約10年間年子の子供たちと過ごしてきた経験」をもとに喧嘩の原因をふくめて、対応方法もお伝えしていきます。
毎日勃発する子供の喧嘩に疲れている方のご参考になればと思います。
しかし、特に小さい頃は基本的には毎日喧嘩ばかりしていました。
しかも原因はささいな事ばかりで、みていてうんざりしましたし疲れました。
とにかくお互いが凄い対抗心を燃やしているのが見ていて感じとれました。
喧嘩への対応策

ズバリ放っておく(成り行きを見守るともいう)
喧嘩が起きるたびに、一から十まで対応していると身が持たないし、放っておいてもあまり大きい問題は起きませんでした。
またあまり子供のケンカに親が介入するのもいかがなものかなと思い、成り行きを見守る事が多かったです。
こういったケンカを通して、「手加減する度合い」や「叩かれた時の痛さ」「仲直りする方法」等を学んでいくのではないかと思います。
観察していると、そんな危ない事はしていないので自分の小さい頃を思い出しながら、仏のような面持ちで見守りました。
ただ、見守っている中で、口を出すこともありました。
例
- ケガを予感させる行動(鉛筆等で目をさそうとしたり)をしている時
- 学校の提出物・家の物などを壊したりした時
喧嘩の様子を観察していて、本当に危ないなと思ったら、すこし介入しています。
年子のケンカの原因リスト
喧嘩の原因は、色々ありました。親からしたら「なんでそんなことで?」と思うことですぐ喧嘩してました。
- 子供乗せ自転車の前と後ろの席どっちに座るか
- どっちが早く着替える事ができたか
- どっちが早く服を脱いで、風呂場に入れたか
- どっちが早くご飯を食べれたか
- どっちが「ぬりえ」が上手か
- どっちが多くお手伝いをしたか
- どっちが早く風呂で洗い終わったか
- どっちが早くお出かけの準備が終わったか
- どっちが早く走れるか
- どっちが多くオモチャを持っているか
- どっちが字が上手か
- どっちが大きい鼻くそがとれたか
- どっちが多く耳糞がとれたか
- どっちがボールを遠くに蹴れたか
- どっちが自転車を早く漕げたか
- 車でどこの席に座るか
- ご飯の時、どこの椅子に座るか
- ご飯の時、どっちがママの隣に座るか・・・・(パパで争う事はあまりない (´;ω;`)ウッ…)
- どっちが「かるた」で多くとれたか
- トランプの「スピード」でどっちが強いか
- 録画してあるテレビ番組を、どれから観るか
- 寝る時、どこで寝るか(二段ベッド or 敷いた布団)
- 寝る時、どっちがママに抱き着いて寝るか(パパでも争う事がある (*´▽`*))
- 1つしかない味のお菓子をどっちが食べるか
- どっちがパパに抱っこしてもらうか(もう子供が重くて、ママは抱っこしない)
- お出かけする時、どっちの好きな場所に行くか
- 1つしかないデザインの服をどっちが着るか(体型が同じくらいなので二人で共用して着ている)
- おままごとで、どっちが「ママ役」をやるか (パパ役は人気なし(´;ω;`)ウッ…)
- どっちが傘を早く開けたか
- どっちが早く迷路でゴールができたか
- どっちが先に歯を磨いてもらうか
- どっちが先に爪を切ってもらうか
- どっちが先に手を洗うか
- テレビゲームでどっちが強いか
まだまだこんなものではありません。
これらが原因で大喧嘩が始まる。
しかし、数分後すぐ仲直りしたと思ったら、また数分後に喧嘩が始まり、また仲直り・・・・基本的にこの繰り返しです。
相手だけが「持っている・何か行為をする」という事が気に入らない性質

喧嘩につながる性質があります。年子だからという訳ではないですが
それは「相手だけが持っている・何か行為をする」という事が気に入らないということです。
相手への強い対抗心からくるのか、この性質はすごいあり、これは確実に喧嘩につながります。
実例①
2人に好きなアイスを1個ずつ買う。1人は疲れて寝てしまった。もう1人は買ったアイスをすぐ食べる。
疲れて寝てしまった娘が起きて、アイスを食べ始める。そうすると、先にアイスを食べた娘が「ずるいアイス食べて。私も何か食べたい。何かちょうだい」と騒ぎ始める。
「さっきアイス食べたでしょ!」「じゃあ、○○が起きるの待ってて一緒に食べればよかったじゃん」と言っても無駄である。
とにかく「○○だけアイス食べてずるい。何かちょうだい」しか言わない
ここで実際に他のお菓子を与えると、今度はアイスを食べている娘が、「○○はさっきアイス食べて、またお菓子も食べてずるい。私にもお菓子ちょうだい」となる。
ここでアイスを食べている娘にお菓子を与えると、始めにお菓子を与えた娘が「○○はアイスとお菓子、2つも食べてずるい。私も2つ食べる。もう1個何かちょうだい」となる。
要は、始めにアイスを食べた娘が我慢できないのが悪いのだが、そんな正論が通じる相手ではない、まだ子供というのは・・・・
- 「あとで欲しいとかずるいとか言わないでね」
- 「あとで、○○が食べていると欲しくなるから今はちょっと我慢してみようか」
- 「2人で食べた方が楽しいし、おいしいと思うよ」
と優しく言い聞かせて、一緒に食べさせるようにしている。
実例②
金額を設定してお菓子を選ばせると、考えて選ぶので子供自身の勉強にもなって良いと思う。
しかしこの出来事以来、何か選ばせるときは個数で統一するようにした。
そうすると揉め事が半減した。
正直、外出先のお店やレストラン等で駄々をこねられたり、もめると非常に疲れる。
なので、事前回避策 をすれば私たち親のストレス軽減にもつながる。

まとめ
年子は、姉と妹(兄と弟)という意識がうすく、「対等」という意識が強いがゆえに、競争しちょっとした事でも喧嘩がすぐ起きるのかなと感じます。
「いかにケンカを回避するか」という事だけにに力を注ぎすぎて、喧嘩の機会を奪うのもどうかと思います。
子供にとっても「喧嘩」は必要な事だと思いますので、喧嘩の状況を見守りながら、危ないと感じたら時に、子供の喧嘩に注意するのが良いかなと感じます。
ただ、親としては疲れるので回避したくなるのが正直な思いかもしれません。