「ワンオペ」という言葉をご存知だろうか?
簡単にいうと、「すべての業務を1人でこなさなければいけない事」
これに「育児」という言葉がくっつくと・・・・
そう、すべての育児に伴う事をすべて一人でやらなければならない状況という事になる
たいてい妻が、ワンオペ育児に苦しんていると聞く事が多い。
ってことは、「夫・パパ」側がもうちょっと育児をすれば、妻の負担を減らすことができる!(仕事等色々な状況があるので仕方ないが、夫婦の子供なのだから、2人で育児をするのが当たり前だと思うが・・・・)
それには夫が育児の大変さを知ることが重要だ。
運動会の2日前、娘2人が、3歳(年少)と4歳(年中)の時に、突然妻が約4ヶ月間も入院することとなった。
その期間、仕事を時短勤務にしてもらい、年子の娘2人との生活が始まった。
要は、私(夫)がワンオペ育児をする事となってしまったのだ!
そこでその時の私の体験した「ワンオペ育児の大変さ」を記していく!
なかなか実際に体験するのが難しい人は、本を読むことによって、理解を深める事ができる
子育ての大変さを知り、日々の妻の大変さを理解し、夫がさらに育児に参加していけば
- 夫婦仲良し
- 子供との関係良好
- 家庭円満
につながる。
妻が突然入院
妻がある病気のため、突然入院する事になってしまった。
しかもちょっと特殊な事情により完全に治って退院するまでは、子供とは面会すらできない状況となった。
要は治って退院するまで子供と触れ合うことができなくなってしまったのだ。
この状況を子供に伝えたら
- 「あ、そうなのー」
- 「ママ、いつ帰ってくるのー」
これだけだった。
子供は意外とたくましい
子供もママがいなければ、いないなりの行動をするようになっていくのを実感できた
親が思っているほど、子供は弱くはない
夫のワンオペ育児
私は1人暮らしが長かったし、子供もなついてたし、昔「犬を家の中で飼っていた経験」もあったので、妻がいなくてもそれほど心配はしていなかった。
が、いざ生活が始まると日々妻がこなしていた家事、育児の大変さを身をもって実感する事となった。
- 毎日、朝と夜ご飯を作ること後片付け、およびメニューを考える
- 週に何回かの買い物
- 週2回の子供の弁当作り
- 幼稚園に登園する時の持ち物チェックや、お便りチェック
- 幼稚園の行事があるときは、その準備と行事に参加
- 毎朝、起きてから幼稚園に送っていくまでの作業
- 休日は、朝から寝るまでずっと一緒にすごし、色々な要求への対応
- 急な発熱や体調がわるくなったりして、仕事を休み、病院へ連れて行く
- 歯磨き、風呂入れ、寝かせる、洗濯
- 着替えさせる、女の子なので要求通りに髪を結んであげる
- 幼稚園に迎えに行き、夜寝かせるまでの作業
ざっくり書いたが、細かい事を考えればまだまだこんなものではない。
夫が理解し難い、妻の大変さを実感
例えば、仕事で忙しくあまり子育てに参加できていない夫が帰宅したとき
- 家が散らかっている
- 夕飯の準備が何もできていない
- 子供が風呂にも入ってないし、ご飯も食べていない状態だ
こんな時おそらくこう思う夫は多いだろう・・・・
- 「何にもやってないじゃん」
- 「何してんだよ」
- 「飯の準備や片付け、子供風呂入れる時間ぐらいあるだろ」
このように一度でも思った夫は、下記を読み進め妻の大変さを理解した方がよい、、
夫婦円満を望むなら。
常に疲れる 朝
朝早く起きて、自分の出かける準備をまず終える。
子供を起こす前に、朝ご飯を用意しておく
そしてこれから闘いが始まる!
- あさ、子供を起こしても、基本的にはまったく起きる気配がない
- 抱っこして居間に連れてきて、声をかけるがまだ起きない
- まだ寝ている状態で、むりやり幼稚園の制服に着替えさせる
- やっと起きたかと思うと、ご飯をまったく食べようとしない
- どんどん時間ばかり過ぎて、だんだんイライラしてくる
- なんとか食べさせたが、出発する時間ギリギリになっている
- なので、トイレや歯磨きの時間があまりない
だいたい上記の流れだが、他にもイライラしてしまう様々な事が起きる
朝ご飯に「○○が食べたいー」と言ってきたので
作ってあげると・・・・
「お腹いっぱい。こんなのイラナイ!」
やっとすべての準備が終わる。
時間もギリギリだ!よしやっと出発するぞと思い、靴を履いて玄関から出ようとすると
「うんち!!」
とにかく朝からイライラしてしまう。
あまり怒らないようにしようと思っていても制御が効かないのだ!
なんだかんだで怒鳴ってしまう。
そして「子供をまた怒鳴ってしまった」という自己嫌悪に陥る。
ストレスもすごい。
これは経験しないとわからない。
平常心で仕事に行ける事はほとんどない

常に疲れる 夕方
仕事を終え、夕方、幼稚園に迎えに行く。
迎えに行く前に、食料品の買い物(週2~3回)
家に着いたらすぐに
「おかしちょうだい」から始まり、「○○飲みたい」「○○してー」「あそぼー」
とあらゆる要求が始まる。
大人もそうだけど、子供も家の外では、違う自分を演じているので、その疲れた分を家で発散させているのだろう。
その子供が発散している分を、1人ですべて受け止める事になるのだ!
これはかなり疲れる
やっと少し落ち着いたら、
- 幼稚園からのお便りチェック
- 制服から部屋着に着替えるようにうながす
- 弁当箱を洗う(弁当の日)
- 翌日の持ち物準備
- 夕飯の準備
- 洗濯
色々バタバタしているうちに、時間が過ぎていく。
そしてこのタイミングで、夫であるアナタが帰宅する。
この時が上記にも記した状態となる。
この時には、すでに妻は精神的にズダボロになっている
だから、家が散らかっていようが、夕飯の準備がされていなくても怒らないで、労わってあげよう!
私も妻が入院していない時に、自分で経験してわかった。
そして夕飯になり食べ始めても、食べながら歩き回ったり、落ち着いて食べない事が多い。
はっきり言って、あまり食べないで残す事の方が多い。
時には、「こんなの嫌だ。食べたくない」と言ったりする
必ず何かしらこぼして汚してしまう。
疲れるし、イライラしてしまう。
とにかく休まる時間がない

寝る瞬間まで疲れる
風呂に入れるにも苦労する。
- 「風呂に入れ」と言っても、なかなか入ろうとしない
- ここでまた怒鳴ってしまう事が多い
- まだちゃんと洗えないので、一緒に入って洗ってあげる。これも意外と重労働
- 自分も素早く洗い、子供と一緒に風呂からでて拭いてあげる
- 風呂に入って自分の身体の疲れをとる余裕などない
常に何かしらやる事がある。
歯磨きもしっかりとやらせてくれない。
こっちは疲れていて、あらゆる作業を終わらせて早く子供を寝かせたい気持ちでいっぱいだ。
やるべき事が終わって、ちょっと一休みしようと思うと、今度は子供に絵本を読んだり、おままごとをやったり、遊び相手にならなければならい。
すでに私はぐったりだ
やっと寝かせる時。
遊んでなかなか寝ないし、寝る場所でケンカするし、本当に子供が寝る瞬間まで動き続けている。
そして、「子供を寝かせた後、起きて好きな事をやろう。やっと自分の自由な時間だ」と思っていたら、疲れて子供と一緒に寝てしまう。
気付いたら朝になっていた!
こんな状況が平日は毎日続く……
ちなみに休日は、1日中一緒である……
疲れる。
子供がいると「休日であって休日ではない」とよく聞いたものだ……
しかし、しかしだ、子供は可愛い。
何よりも「この夫である私のワンオペ育児期間」を数年たった今でもしっかりと覚えていてくれて、「あの時はパパ色々やってくれてありがとう」と言ってくれた。
子供はしっかりと覚えているし、何よりもよく観察している。
積極的に子育てに参加し、触れ合えば子供との絆も深まるし、妻との関係もかなり良好なっていく。
あなた、今からでも遅くはない・・・まだ間に合いますよ・・・・
