人生で初めてバイトしようとする時、非常に緊張するはずだ。
それは何歳の時だろうか・・・人によっては、16歳くらいだったり、20歳だったり・・・
年齢関係なく、応募広告を見て、電話するだけでもドキドキしてしまう。
しかし、その初めてのバイトの面接のときに事件が起きた。
この事件が原因で、社会にでて働くという行為に対して拒絶反応を示すようになってしまった。社会性を備える事ができなくなったというか、ばからしくなってしまった。
こういった出来事で受けた、精神的なダメージは後々まで長引く。
このような状況はかなり辛い。結局学生時代より、働いている人生の方が果てしなく長いからだ。
こうならないためにも、私の経験談を読んでもらい、反面教師として参考になればと思う。
初めてのバイト
高校卒業後、無事某大学に入学。
これから素晴らしい人生のスタートだと心ウキウキわくわくしていた。
新しい友達もでき、一般的なイメージではサークルに入り飲み会等楽しむ感じだが、私はバリバリの部活に入部。
学部は理系だったので、勉強は高校より大変な状況だった。
後は大学生活といえばアルバイトだ。
部活に勉強、順調なキャンパスライフになる……はずだった……
私はかなり山の中の田舎出身なので、高校時代アルバイトの経験もなく、鳥かごの中の鳥のように社会性が身につく事もなく純粋無垢に育っていた。
アルバイト雑誌を手に取り、いざ応募の電話をする時には手や声が震えていた(どれだけ緊張してるんだ)
そしてなんとか面接を設定できた。確かティッシュ配布のバイトだったと記憶している。
次は履歴書だ。当然今まで書いた事も手に取った事もない。
今思えばここからが問題だった。
当時私は、テレビの影響で大学生生活の憧れというか理想みたいのがあり、それに基づいて行動してしまっていた、いわゆる青春病という奴だ(今私が命名)
その青春病リストの中には、
「やべぇ、今日バイトの面接だよ」
「履歴書かかねぇと」
というセリフを言いながらこっそりと履歴書を授業中に慌てながら書くという設定があった。
当時はこういった行動が「これこそ大学生」みたいで「かっこいい!」とよくわからない考えを持っていたのだ。
その設定通りの行動をし、面接の地へ向かった……
行ってみると、なんと車中で面接だったのだ。今思い出すだけでも閉鎖的な空間でちょっと嫌な感じがする。
たしか強面のおじさんだったと思う、、
当時私は、青春病という病に侵されており、今後の人生感に大きく関わる出来事がこの後起きるとは想像する事すら出来なかった。
バイトの面接に遅れそうなので「わりぃ、俺バイトの面接だから代返しといて」というセリフを友達に言って、いざ面接地に向かうのであった
(完全に自分の頭の中で作り上げたドラマの中で生きていた)
面接開始
私は履歴書をだそうとしたが、なかなかでない。あせる俺。
やっとかばんから履歴書を出したが……なんと履歴書を購入した際、履歴書が入っている透明の袋のテープの箇所に履歴書がくっついている状態だった。
無理やり剥がそうとしたら、ちょっと履歴書が破れた・・・なかなかとれない……
しょうがないので、そのまま強面のおやじに差し出した。
その状況を冷静に見ていた、強面おやじが睨んでいる
確実に怒っているのがヒシヒシと感じる
その後おやじが不機嫌なまま、シールにくっついた履歴書を丁寧にはがし、履歴書に目を通し始めた。
その瞬間、
今現在セリフは正確に覚えてないが、とにかく声がでかかったのを覚えている。しかも狭い車中で強面だから、よけいに恐ろしい
なんと履歴書はボールペンじゃなくて鉛筆で書いていて、写真も貼っていなかったのだ、しかも始めにちょっと破っている・・・
そりゃ怒るわ(◎_◎;)
その後、狭い車中という閉鎖的な空間で強面のおやじに説教を受けた
そして最後に
と励まされて解放された。
純粋無垢で社会性が磨かれていない鳥かごの中の鳥だった俺は、計り知れないほどの精神的ダメージを受けたのは言うまでもない……
この状況を作り出してしまった自分が全部悪いにもかかわらず
この事件以来、社会に対して
- 恐怖感
- 拒絶感
- 違和感
- 怒り
が常に胸の中にあり、心がひねくれてしまった
もちろん、大学在学中に1度もまともにアルバイトをする事はなかった
く、くれぐれもバイトの面接準備はしっかりとするべし。
勇気を持ってバイトしてみる気になったら、あせらず、まずはじっくり検索
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