弁当男子歴約10年のハチリンです。
弁当男子の定義を調べて見ると「自分で弁当を作って会社に持って行く男性のこと」となっているようだ。
なので正確に言うと結婚してからは弁当は妻に作ってもらっているので、弁当男子歴はもうちょっと短くなる。
現在は、半弁当男子?かな…… ちなみに水筒男子歴も同じぐらい。
弁当を持っていくようになって色々メリットを感じている。
というか、弁当を持って行かないと損をしているのではないかと感じてしまうくらいになってしまった。
弁当を作るという事は・・・・
- 手間がかかる
- 面倒くさい
- メニューを考えるのが大変
だいたい上記の事が頭に浮かんでくるとは思う。
はっきり言ってやり始めはかなり面倒くさいし、「何やってんだろ、俺。」「なんかかっこわるいな」と感じてしまうかもしれない。
しかし不思議と継続して慣れれば大した事ではなくなっていく。
何事も継続するという事はかなり大変だ。しかし、その「継続」という難関を突破して継続できるようになると、突破した者にしか見えない景色がある。勝利の美酒を味わえる。
継続して弁当を作って持って行くと、周囲の予想外の反応に驚くかもしれない・・・
自分が食べる弁当なので、豪華にする必要もないし、自分に見合った弁当で良いのだ。
究極をいうと日の丸弁当でも本人が良ければそれで良いと思う。
その事を前提に私の経験を基に解説していく。
この記事を読み終わった頃には、せっせと弁当作りに励みたくなるかもしれない。
Contents
実際「弁当男子」ってどう思われるだろうか
「周囲からどう思われているか」をかなり気にする人が多いはずなので実際に私が過去に言われた事を下記に列挙してみる。
- 出世できないぞ
- 営業マンのくせに弁当かよ(営業マンをしている時)
- なんか頼りないなー
- 弁当作る時間があるなら、仕事の勉強しろ
- ケチくさいな
- 昼飯時も、みんなで食べて仕事についてコミュニケーションをとるのが大事だ。弁当なんか持ってきたら、その辺どうするんだ
と結構ボロクソ言われた経験がある。
けれど弁当を持って行き続けた結果、「いつも弁当を持っている○○(私)」というキャラクターが出来上がり、周囲の理解を得られる事ができた。
営業マンの人は、「弁当男子」という事をネタにお客さんと話題を広げる事も可能となってくる。
しかし、やはり周囲の仕事仲間とはうまくコミュニケーションをとる事も忘れてはいけない。必要な時なら時々は一緒に昼ごはんも食べた方が良いと思う。
だが「弁当」を持っていくと気になる事があると思う。
- 仕事上急遽お客さんと昼食を食べる事になる場合
- 上司や仲間と昼食を食べに行く事が多い状況なので弁当を持っていきづらい場合
- 当日になってみないと忙しくて昼食を食べれるかどうかわからない場合
要は、弁当をせっかく作っても食べれない可能性がある場合という事になる。
仮に弁当を作って持って行って、何かしらの理由で食べれなかったら夜ご飯にすればよい
「暑い季節だと弁当が悪くなっていまうのでは?」と心配する人もいるかと思うが、幾つか保冷剤を弁当箱に密着させておけば全く問題はないと思う。実際に私も夏は保冷剤を使用している。
今のところ、「弁当から変なにおいがした」「味がおかしい」とか悪くなった事はない。
営業マンをしている時は、「おいしい店を色々知っているのがステータス。毎日昼飯の時は、歩き回って美味い店探してこい。そして報告しろ」的な感じで言われたこともある。
もちろんしなかった……( ´∀` )
強く否定はするつもりは全くないが、時代と人の考え方が変わってきているので、その考えを受け入れられない人が多くなってきているんじゃないかと思う。
そんな訳で周りに影響されず「弁当男子」を始めた事により、幾つかのメリットを発見したのでご紹介する。
「弁当男子」のメリット(水筒男子も含む)
昼飯代・お茶・ジュース代の節約になる
コスト(20日/月)で考える
外食
だいたい500 ~ 1,000円くらいは使うと思う。もっと安く済ませる事もできるが、正直お腹が満たされない場合が多い。
成人男性が腹いっっぱいにするなら,1,000円以上使う場合もある。私がそうだった。よく定食屋で足りなくて、ご飯お替りすると1,000円を超えていた。
約1日800円×20日=16,000円とする。
弁当
- 白米:5kg=5,000g=約1,800円(地域・店・種類により違う)1合=約150g
- 1回の弁当に使用する白米=約1,5合=225g
- 1ヶ月の弁当に使用する白米=225g×20=4,500g=1,620円分(5000:1800=4500:x)
- おかず:冷凍食品1袋=約200円(地域・店・種類により違う)×数種類購入
- 1回の弁当に使用するおかずは、各種類少しずつ使用=約1回200円程と想定
- 野菜少々・梅干し=約100円(多めに想定)
- 1ヶ月のおかずに使用する金額=(200円×20日=4,000円)+(100円×20日=2,000円)
- 4,000円+2,000円=6,000円
1ヶ月の弁当にかかる金額合計=約 1,620円+6,000円=7,620円
差額:16,000円ー7620円=8,380円
上記のように、弁当を作った方がコストは良い。
弁当箱:約2,460円:HAKOYA メンズスリム二段弁当 メタリックシルバー
1ヶ月以内に弁当箱代も相殺できる。
更に弁当なら自分で白米やおかずの量を決めれるので、体調に合わせて調整すればよい。体調が悪くあまり食欲がない時は少なくすればよい。
非常に合理的な対応が可能になる。
お茶・ジュース代
水筒持参の場合のコスト
- 水筒:約3,800円 TAKEYA(タケヤ) 水筒 保冷 (700ml)
- 水出しで作ったお茶を入れる物:100円×1個(100円ショップ)
- お茶水出し用パック:約300円(1袋50パック入り・地域・店・種類により違う)
- お茶水出しは、1回 / 1リットル /2パック使用する。単純に1袋で1ヶ月もつ。
- 初期コスト:3,800円+100円=3,900円
- 月々のコスト:300円
初期コスト合計:3,900円+300円=4,200円
コンビニや自販機などで購入する場合
120円×3本(1日3本購入と想定する)=360円×20日=7,200円
水筒持参した場合、初月で元は取れる計算となる。
弁当や水筒を用意するとかなりコスト面はお得となる。
敵は「手間」と「面倒だという気持ち」だけである。
時間の節約になる
各々状況にもよるが、お昼をどこかで食べるという事は
- 食べる場所を探す時間
- お昼の時間は皆だいたい同じなので、混んでいて並ぶ時間
- メニューを選ぶ時間
- 頼んだ物が出来上がる時間
- 食べる時間
- 自分の仕事場所に戻る時間
上記の事で殆どお昼休憩時間は、終わってしまうのではないか……
しかもお昼休憩まで職場の人と一緒に行動していたら、ある意味休憩にならないような気がする。
控えめに言って私は全く休憩した気にならない。
本来、貴重な昼休憩時間は、もっと有効に使うべきだと思う。
- 昼ご飯を食べると眠くなるので、少しの時間でもいいから昼寝をする。その方が、頭もスッキリするし、午後の仕事もはかどるのが実感できるはずである
- 読書をしたり、副業をしている人はその時間に充てたりできる。
弁当を持参して食べれば、こういった時間が作り出すことができる。
また仕事の種類にもよるが、営業やドライバーなど自分のペースでできる仕事なら、好きな時間・場所で食べれるので、より有効に使える時間を作り出すのが可能となる。
男受けは悪いが、女性には意外と評判がいい
先ほど記述した通り、ボロクソ言われたのは全て男の上司や仲間だった。
しかし、女性には意外と良い事を言われたのだ
- ○○さん(私)って器用ですね。毎日作って凄いですね!
- 生活力ありますね
- マメですね。良い旦那(パパ)さんになりそうですね
- 料理できるのですか、凄いですね
- おすすめの冷凍食品あったら、教えてください
しかしはっきり言って私は料理は全くできないし、マメな性格でもないし、どっちかといったら不器用だ。
更には、食事にもあまり興味がないので、冷凍食品は買っていたが、なんの意図も考えもなく適当に買っていた。
もちろんおすすめの冷凍食品なんかあるわけない。商品名すら覚えていない。
しかし、良いパパにはなったかな?( ´∀` )
「弁当を毎日作って持ってきている」という行為が、かなり良いイメージを与えていたという事だと思う。
確実に女性との会話が増えたし、女性の知り合いも増えた。これは男にとってかなりのメリットではないだろうか。
そこで「弁当婚活」をしてみたらいかがだろうか?
今思いついた言葉だし、どういうプランで何をどう進めていくかは不明なので責任は持てないが……
意外とおもしろいかもしれない。企画する人がいれば、是非現場を視察してみたいものだ!
自分の子供ができた時「弁当を作った」という経験が大いに役に立つ時がくる
子供というのは、基本的にお弁当が大好きである。普段家でご飯を作ってだしても食べないのに、お弁当箱に入れて出すと不思議と良く食べる。
基本的には妻が料理をし弁当を作る。しかし私の場合は妻が数ヶ月間入院した事がある。その時に、この「弁当を作った事がある」という経験が大いに役に立った。
- 料理はまともにできないが、料理に対する抵抗感は全くなかった事
- 週2回、娘2人の弁当作りもやり始めると、意外と楽しくなってきた。途中から娘2人と「ワイワイ」言いながら楽しく作る事ができた事
- 弁当のメニューもあまり迷う事なく思いついた事
妻がいても、下手ながら抵抗なく料理を手伝う事もできるし、した方が良いと思う。
子育ては想像以上に疲れているからだ。別に子供が居なくても夫婦のスキンシップに繋がる。
要は、私の経験上「弁当作りの経験」が、男の心に潜んでいる家事への抵抗感を減らしてくれるという事だと思う。
結果、「夫婦円満・カップル仲良し」と素晴らしい結果をもたらしてくれる。
まさに「弁当男子」最強である。
弁当箱や水筒はなんでもよい?
はっきり言って、弁当箱や水筒は何でもよいと思う。
わざわざ金をかけて立派な弁当箱や水筒なんて買う必要はない。
私が独身の時は、ちょっと大きいタッパーに白米をガッツリ詰めて、それよりちいさいタッパーにおかずを入れて持参していた。
水筒代わりにペットボトルにお茶を入れて持参していたし、夏はペットボトルを凍らせて買い物袋に入れていた。
これで十分だと思っていた・・・・・ある時までは。
ある日、会社で私が弁当を食べている場面を見た人が、「なんか汚らしい、エサみたい(笑)」と言っていたのが聞こえてしまった。
タッパーに適当に詰めた白米とおかず、それをかなりの早さでかきこむ私(食べるのはかなり早いです!)
思考停止状態の飢えた人間が、無心にエサを食べている状態・・・・・
ムカついた、ムカついたが、なぜか笑いが込み上げてきた。
要は品がないのだ。
人間が洋服を選びオシャレをすると気分が良くなるのと一緒で、弁当箱や水筒もちゃんとした物にすれば、より美味しく食べる事ができるようになる。
と思いすぐに弁当箱と水筒を購入。
それから何回か変えた。
やはり見た目も大事という面で、弁当箱や水筒にもこだわる事をおすすめする。
弁当箱や水筒に愛着がわけば、弁当を作るのがより楽しくなっていくからだ。
まとめ
弁当を作って持って行くという行為は、ご紹介したようにデメリットも結構ある。
しかし私の経験上、長期間で考えるとメリットの方が大きいのではないかと感じている。
だがやはり最大の敵は、「作る手間」と「面倒くさいという気持ち」である。
何事も継続すれば、自分の糧となる。
「弁当男子」は最強である。