子育て 夫婦

【体験談】外出はすべてベビーカー。大変な事や良かった事

まだ子供が小さい。うちは車持ってないし、外出する時にベビーカーだけだと大変なのかな?

 

このように考えて不安に思っている方のため、実体験をもとに大変だった事や良かった事、気を付けた方が良い事を解説します。

私は、年子の娘がいます。

子供が産れてから小学生になるまでの期間、どこへ行くにもベビーカーと公共機関を使用して出かけていました。

2人の子供が小学生になった頃、車を購入した経緯があります。

 

ベビーカーで過ごしてきた感想

車と比べるとベビーカーは、いい事が少ないかもしれません。大変な事ばかりでした。

 

しかし思わず笑ってしまう事や「大変だったなー」としみじみ感じてしまう事ばかりでした。

 

子供のお世話は大変なのでなるべく楽したいと思いますが、大変であればあるほど強烈な思い出として心のアルバムに保存されていきます。

 

また「バリアフリー」や「ノンステップバス」、「エレベーター」の有難さを実感できるようになりました。

あと「優先」という言葉に非常に敏感になり、「優先」という言葉が好きになりました。

 

ベビーカーで公共機関を使用していたから、他人との交流も発生し、良い人も嫌な人もおり、社会勉強にもなりました。

 

さらに雨の日も風の日もベビーカーなので、親子ともどもたくましくなったのを実感できました。

外出した時のベビーカーの大変さ

お出かけする時は、基本的に事前に決めた時刻通りに行動する事はできない。なので早めに家を出発するところから始まる。

 

ベビーカーで駅やバス停に向かうが、子供がベビーカーに乗っている状態だとちょっとした段差や階段があるだけでも嫌になる。

 

まず電車に乗る為にホームへ行くまでが、大変な時がある。

 

駅によってはエレベーターがとてつもなく端っこに設置されていたり、どこにあるかわからず探し回ったり・・・やっと見つけたと思ったら、すごい行列の時もある・・・

 

エスカレーターも頻繁に使ったけど、荷物が沢山あったり子供がベビーカーに乗っている時は、支えるのにちょっと「力」がいるので危ない時もある。

 

そもそも小さめの駅やマイナーな地下鉄の駅によっては、エレベーターやエスカレーターがない(見つけれない?)駅がある。しかもその時に子供がベビーカーで寝ていたら、もうアウトだ。

 

男なら、子供ごとベビーカーを持ち上げて階段を登る事ができる。もし母親1人だったら・・・・無理だろう。

 

無事にホームへ到着し、次に電車へと乗り込む。乗り込む時に電車とホームのすきまがさりげなく怖い。こういう何気ない場所に難関がある。

 

電車がホームに到着していざ乗ろうとする、その時に電車が混んでいる場合は乗るのにかなり躊躇してしまう。何度か電車を乗らないでやり過ごす事もある。

やっと電車に乗る事ができても、ベビーカーはどこでも場所を占領してしまいがちで、周りに迷惑をかけてしまう事が多い。

 

なので、基本的には折りたたんで乗りたい気持ちはすごいある。すごいあるんだけど、できれば折りたたみたくないのが本音だ。

 

ベビーカーを折りたたむ時、ベビーカーで子供が落ち着いていたら……やはり折りたたみたくないのだ。

 

あとベビーカーをたたむと、片手に子供を抱っこしつつ、もう片方の手に荷物とベビーカーを持たなければならない。意外と大変・・・・・。抱っこ紐を使えば多少楽にはなる。

 

「子供を抱っこしてベビーカーをたためばいい」と思われがちだが、ベビーカーで落ち着いている状態の子供を抱っこしたからって、落ち着いた状態でいるとは限らない。抱っこした瞬間にギャン泣きする恐れもある。

 

電車やバスの中でギャン泣きして、何をやっても泣き止まなかったら、もうダメだ。目的地に着く前に何度もバスや電車を降りたことがある。

 

そもそも子供が「ベビーカーで落ち着いて座っている」という状態になるまでが、ものすごく大変な過程を経ている時もある。

 

抱っこしてみる、ミルクを飲ませる、おもちゃを渡す、色々試しやっとベビーカーに乗せて歩いて、微妙な揺れで心地よさそうに落ち着いてくれた。

 

この「子供が落ち着いている時」が親にとって心休まる時間でもあるのだ。

 

そんなこんなで色々な過程を経てやっと目的地に到着した時は、すでにヘトヘトになっている場合が多い。精神的にも肉体的にも……

 

「じゃあ、ベビーカーを使うなよ」と言う人もいるが、車も持っていないし、ベビーカーがあると荷物を掛けれるし、子供も伸び伸び眠れる。

 

抱っこ紐だけだと、まだ歩けない子供の場合はずっと密着している事になり、お互い窮屈になる。

 

夏の時は、ずっと抱っこしていると汗びっしょりになってしまう。

 

だから車を持っていない家庭が出かけるとなると、ベビーカーはあった方がいい。

 

ベビーカーで買い物

買い物する時にベビーカーがあると基本的にちょっと邪魔になる。

 

しかしスーパーでは、子供がベビーカーに座ってない時は、座る部分に買い物カゴを置きカート替わりに使えるので便利な時もある。

 

基本的にお店の通路は狭い場合が多いので、ベビーカーがあると邪魔になってしまう。

 

そうすると気になり落ち着いて買う物も選べない。

 

買い物の時は抱っこひもがいいと思う……

 

ベビーカーでのささやかなハプニング

エピソード①

子供をベビーカーに乗せ、荷物がたくさんある時はベビーカーのハンドルに荷物をたくさん掛ける。非常に便利だ!

その状態の時にベビーカーに座っていた子供を降ろす

……その瞬間、ドカン!

ベビーカーが後ろに倒れる。

ハンドル部分に掛けた荷物の重さが予想外に重く、ベビーカーに乗せている子供の体重とハンドル部分に掛けた荷物の重さがうまく均衡を保っていたのだ。

 

私は、こうしてスーパーで買った卵を割って妻にしかられた事がある。

注意が必要だ。

エピソード②

子供を抱っこひもで抱っこして、ベビーカーの座席にスーパーで買った品物を置いておいた。

普通にベビーカーを押して歩いている。その瞬間にベビーカーが何かに突っかかり勢いよく止まった。

その瞬間にスーパーで買った品物がスライドして落ちた。

よく見ると、道にわずかな段差があった。ベビーカーはわずかな段差でも突っかかってしまう事がある。

私は、こうしてスーパーで買った卵を割って妻にしかられた事がある。

注意が必要だ。

エピソード③

ベビーカーのハンドル部分に、買い物した品物を「これでもか」と言うくらいたくさん掛けていた。本当にベビーカーは便利である。

そしてこれから電車で帰宅だ。

電車に乗るため改札を通過しようとした時、

「あれ、改札口が通れない」

ベビーカーのハンドル部分に荷物を掛け過ぎていて、荷物が引っ掛かり通れないのだ。

 

改札を通ろうとしていた後ろから続いて来ている人の舌打ちが聞こえる。

あせって無理やり通ろうとするが荷物が引っ掛かって通れない。うろたえる私。

いくつかの荷物をハンドルから外して何とか通過。

周りの人に迷惑をかけてしまったし、乗ろうとしていた快速電車にも乗れなかった。

 

便利だからといって、あまりハンドル部分に荷物を掛け過ぎてはいけない。

 

帰宅後荷物を見たら、妻の大好きな菓子パンが押しつぶされクリームが中からでていて、妻にしかられた事がある。

 

注意が必要だ。

ベビーカーは鍛えられる

過酷な状況を乗り越えるたびに、自分が強くなっていく。

 

雨の日の外出。

ベビーカーに子供を座らせ荷物を掛けその上からレインカバーをかける。

 

「片手で傘をさし、片手でベビーカーを押す」としたい所だが、ベビーカーに子供が乗り荷物を掛けていると重くて、片手では上手にベビーカーを押せないのだ。

 

なので、片手でベビーカーのハンドルを持ち、もう片手の肘あたりでベビーカーのハンドルを押しつつ傘をさす。

 

そして少し前かがみになりながら歩く。けっこう雨に濡れる。

ちょっとつらい。

 

この状態で、電車やバスに乗る用事がある時は大変。ベビーカーを折りたたまなければならない時があるからだ。バスに乗る時は、大抵たたまないと周りの人に迷惑をかけてしまう。

 

ベビーカーをたたむ時は以下の手順となる

  • ベビーカーレインカバーの水滴を拭きとり、外してたたむ
  • ハンドルに掛けている荷物を手に持つ
  • 子供を降ろして歩かせる、または抱っこする
  • ベビーカーを取りたたみ、手で持つ
  • いざ、バス(電車)に乗る

1人の場合は片手にベビーカー、もう片手に荷物。子供が歩けない場合は抱っこひもで抱っこする事になる。

 

しかし、荷物がリュックだけだったら、片手はフリーになるので少し余裕が出てくる。

 

ベビーカーで落ち着いている子供を降ろしても静かにしててくれればいいが、泣いたり騒いだりすると大変だ。

 

「うるせぇなあ、何やってんだよ!早く泣き止ませろよ。親だろ」的な周りの冷たい視線。

 

抱っこしても、言葉であやしても、好きなオモチャで泣き止まそうとしても全然泣き止まない。

そんな時に最終手段として、おかしやジュースを与える。そうすると泣き止む。

 

「子供が静かにしないからって、おかしやジュースで静かにさせるのはダメだろ。物に頼るなよ、親失格じゃねぇか、、」的な視線で見られる。

 

なぜかわからないが、おかしやジュースで泣き止ませる事は、ダメだみたいな感覚にとらわれている事が多い気がする。

 

電車で知らないおばさん(おばあさん?)に言われた事がある。

「子供が泣き止まないからって、お菓子あげるのぉー、良くない……私の時代は~……」と始まった……

 

「うるせぇー、ババー! それどころじゃねぇーんだよ!すっこんでろ!」とは言えず、苦笑いでうなずくしかなたかった。

 

 

こういった出来事は山ほど起こる。色々経験するたびにたくましくなっていく。

夜子供が寝つかない時に利用できる

夜子供がなかなか寝てくれない。

 

何をやってもだめだ。

 

どうしよう、もう疲れたよ、頼むから早く寝てくれ……

 

こんな時にベビーカーが活躍してくれるのだ。

 

ただしちょっとした前提条件がある。

それはベビーカーで外出してる時に、眠くなったらベビーカーで寝せるのが多いこと。例えば、「眠くなったら抱っこじゃないとダメ」と言う子供には効果がないかもしれない。

 

夜子供が寝ないとき、部屋の中で子供をベビーカーに乗せて歩いたり、揺らしたりする。

 

時間はかかるが、気持ち良さそうに寝てくれる確率が高い。

 

子供が寝たら、そのまま朝まで寝かすか、布団に移動させる。

 

ベビーカーだと狭いしそのまま朝まで寝かして大丈夫かな?と思うが全然大丈夫。何度も朝まで寝かした事がある。

 

逆に布団に移動させるために動かすと、そこで目を覚ますリスクがあり、目を覚ましたらまた子供との長い闘いが始まってしまう。

まとめ

車と比較すると、ベビーカーだと大変な事ばかりでした。しかしお金のかかる子育てにおいて、費用は安く済みました。

 

ベビーカーを使わなくなる頃までに使用したベビーカーは2台。しかも中古の物。

 

そんなベビーカーで子供との思い出を作るのも悪くないと思います。