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【読書感想文の課題に追い詰められている人必見】けっこう簡単に書けてしまう方法【例文あり】

読書感想文と聞くと拒絶反応がでる人が多いと思う。

私も小学生、中学生、高校生と苦しめられてきた苦い経験がある。

しかしこの度、所属している会社で、勉強の為「社長や創業者」の伝記や人生記などを読み、読書感想文を提出しろと課題がだされたのだ。(かなり面倒くさい)

始めは苦痛で仕方がなかったが、色々書き方を調べいざ取り組むとスムーズに書く事ができた。

今回の経験を基に、「かなり面倒くさい読書感想文を短期間に仕上げる為の方法」を解説していく。

ただし、読んだ本の種類は「伝記・人生記」という事で、すべての本のジャンルに当てはまるかどうかはわからない。

これから解説していく方法だとすぐに原稿用紙2枚は、書けるようになるはずだ。

もしかしたら社会人だと少ない枚数かもしれない。今回私は特に枚数制限がなかったので、2枚半程の原稿用紙を書いた。

読書時間は本のページ数にもよるが、所要時間の目安は下記の通り。

読んだ本:そろばん(山崎 種二)

読んだ本

私はやる気がなかったので、かなり適当に本を選んだ。本はしっかり選んだ方が良いかもしれない。

  • 読書時間:1~2時間程(流し読みした部分結構あり)
  • 書いた枚数:原稿用紙(20字×20字=400字)2枚+半分ほど
  • 書いた時間:1~2時間程(構成を考えた時間を含む)

例文

前提として、

  • 「読書感想文」は、自分の感想なので自分なりの書き方で良いと思う。決まったルールはないはずだ。なので、あくまで参考としてくれれば良いと思う。
  • 読んだ本の種類は「伝記・人生記」という事で、すべての本のジャンルに当てはまるかどうかはわからない

早速だが書下記を見てもらった方が早いと思う。

感想文
感想文②

文章全部

文章

「そろばん」を読んで
所属部署  名前記入

金銭的に決して恵まれているとは言えない状況の中産声をあげ、回米問屋の小僧として出発し、その後独立し現在のヤマタネグループの基盤を築いた山崎種二氏。

そんな山崎種二氏の半世紀を読み最も大事な事は気持ちで、そこから行動力や情熱が生み出されていくのだと感じました。

産まれ育った地より、借金に苦しむ我が家を立て直すため、わずかなお金を持ち上京した事、相場においても「人の欲望に限りがなく最後までうまくいった人がいない」と言われている状況でも、何事も自分で経験しないと納得できないと挑戦し続けた事、そういった行動力が道を切り拓いていくのだなと感じました。

また日々の業務の中で、倉庫番の時にこぼれ落ちた米の対処法として鶏を飼い、ついでに卵まで手に入れるという一石二鳥の方法を実施したり、嵐が原因で大量の米が濡れてしまった時は、結果的に3年程の時間を要したが、出来る限りの適切な対応をしたように、どのような状況においても臨機応変に工夫して対応できる事が大事だなと思いました。

山崎種二氏の祖父の「考え五両、働き一両」という言葉、正に肝に銘じるべきだなと痛感しました。

関東大震災をきっかけに周りでは廃業してしまう店も多い中、独立を決めた事、戦後焼け野原となった状態でも、宝くじの販売等「もうけになるものはなんでもやった」というように逆境の状態でも強い気持ちがあったから、行動に繋がり乗り越えられたのではないかと感じました。

仮に私が同じ立場でしたら気持ちが萎え諦めていた可能性があるなと思いました。



解説

出だし文

本当は始めの文は、「読んだ本を選んだ理由」や「読もうと思ったきっかけ」などを書くと良いと思う。その方が文字数もかせげる。

しかし今回私は適当に本を選び深い理由がなかったので、省いていきなり全体の「あらすじ」から始めた。

あらすじは、あまり長くなくざっくり簡潔にまとめると良い。

内容に繋げるための文章

上記のように本を読んで全体的に学んだ事や大事だと感じた事を書き出し、次の内容に繋げる文章構成にする。

内容

上記を見てもらうとわかると思うが、内容は「気になった内容+自分の感想」で構成されている。

ただ、闇雲に書いていくのではなくて、「内容に繋げるための文章」で書き出した「学んだことや大事だと感じた事」を意識し、関連付けながら文章を考えると良いかもしれない。

また、「気になった内容+自分の感想」は本の時系列通りに書いていくのが良い。

例えば、始めに主人公が独立して成功した部分の感想を書いた後に、見習い期間だった時代の時の感想を書くと、順番がめちゃくちゃで「思い付きで書いたような」いわゆる殴り書きのような印象を与えてしまう。

なのでしっかりと時系列で書いていくのが良いと思う。

そしてこの「気になった内容+自分の感想」をいくつか書いているうちに、あっという間に原稿用紙2枚くらいは簡単にかけてしまう。

締めの文章

ここは完全に自分なりの言葉で締めくくるのが良い。

今回読んだ本が「伝記や人生記」という事なので例文としては

例文

○○(本の題名)を読み進めていく度に、私は先人(創業者他)の方々が様々な困難を乗り越えて築き上げてきた土台の上で、働かせて頂いている事をこの本が実感させてくれました。

また当社(あなたが勤務している会社)についても客観的に考える良い機会となりました。私も当社において、先人の方々が築き上げてきた土台を壊さず、またこの土台を更に発展させたいという思いが湧き起こるのを感じました。

そのためにより一層業務に励んで参りたいと思います。

こんな感じになるだろうか。ちょっと会社に媚を売りすぎだろうか (笑)

読書方法

まずは、本の後ろのページや裏を見ればあらすじが書いてあるはずだ。それを確認して頭に入れる。

また目次も確認してから本を読み始める。ネットが見れればネットで情報を取得しても良いかもしれない。

本の読み方は、しっかりと入念に読む or 流し読みする、どちらでも大丈夫。

ペンと紙を用意して、気になったページを書き留めておく。この時に、何か自分なりの感想も思い浮かんだら一緒にメモしておくのをおすすめする。

後でメモしようと思っていても、考えというのは刹那的に思い浮かぶので忘れてしまう事が多い。

更に本に書き込めるなら、気になった部分をマーカーしておいても良いかもしれない。

読書感想文に書きやすい部分とは

  • 主人公や他の人が、努力した事
  • 主人公や他の人が、成功した事、その過程
  • 主人公や他の人が、失敗した事、その対応策
  • 本の中で発見した事

また目次を確認し、主人公の人生において「転機」が起こったと推測できる目次があればそこを読んでみる。



感想文が書きやすい本

そもそも読書感想文が苦手な人は、読書にも拒絶反応が起きやすい。

拒絶反応が起きるという事は、読書感想文を書くために本を読まないといけないのだが、本を集中して読めないので読書感想文を書く段階に進むことができない。

しかし今まで何度か感想文を書いてきたうえで、感想文が書きやすい本がある。

それは、感動する本だ。要は泣いてしまう本。

感動するってことは、その本に感情を動かされたという事になる。そうするとその本から何から感じた事をそのまま文字にしてしまえば、簡単に枚数も稼げることになる。

感動する本って、一気にのめり込んで読む事ができる。

しかしなかなか感動する本に出会うのは大変だと思う。題名とあらすじだけでは判断できない。

ご参考に数十年間私が読書してきた経験で一番泣けて感動した本を1冊紹介したいと思う。

またネット等で情報を得て判断するのもいいと思う。

PCで作文を書く場合

感想文を原稿用紙に手書きで書くなら良いが、最近ではPCで書いて仕上げる人が多いかもしれない。

PCで書くには、Wordを使用した方がいいと思う。

わかりやすいサイトがあるので載せておく。
方法はこちら↓
意外と役に立つ!?ワード(word)で原稿用紙設定を行なう方法とは?

Wordで作った原稿用紙をコピーするには

家にプリンターがあれば良いがない人もいる。

プリンターを持っていない人は、下記の方法でプリントするのが便利かもしれない。

私はよくセブンネットプリントを利用している。

セブンイレブン セブンネットプリント
セイコーマート/ファミリーマート/ローソン ネットワークプリント
ミニストップ ネットワークプリント(ミニストップ)

おわりに

昔から苦手だった読書感想文。まさか大人になって読書漢文を書く機会が訪れるとは夢にも思わなかった。

しかし取り組んだら意外とスムーズに書く事ができた。

高校卒業後、活字に目覚め、読書が習慣となり、現在まで読書をしているおかげではないかと感じる。

とは言っても読書感想文はもう書きたくない。