本・読書

【為になる?】 詐欺という言葉を聞くと思い出す小説

詐欺
ニュースをチェックしていると、”振り込め詐欺”の言葉が目に入ってくることが多くなってきている気がします。
オレオレ詐欺”から始まり、今はかなり手の込んでいる方法の詐欺で多くの方が騙されて、お金を振り込んでしまっている状態だなと感じます。

私はこういった詐欺に関するニュースを見るたびに、いつもある本を思い出してしまいます。

その本は、頭脳明晰な主人公が完全犯罪を繰り返していく内容の本。
様々な詐欺の犯人は、この本を読んで参考にしたんではないかと思ってしまうような内容です。

事前に情報収集し、立ち回る役を決め、各々が与えられた役を演じて騙し、お金を手に入れていく。
もちろん、事前に役者みたく演技の練習もしているのがまたすごい。
この本を読むと、同じように詐欺をしてみたくなってしまう。(当然犯罪なのでしません)

詐欺2
その本とは下記です。

明晰な頭脳にものをいわせ、巧みに法の網の目をくぐる。ありとあらゆる手口で完全犯罪を繰り返す”天才的知能犯”鶴岡七郎。最後まで警察の追及をかわしきった”神の如き”犯罪者の視点から、その悪行の数々を冷徹に描く。日本の推理文壇において、ひと際、異彩を放つ悪党小説。
『白昼の死角』より引用
この本は、実在の事件でもある”光クラブ事件”がベースとなっている部分もあり、また後半の主人公の犯罪記録は実在する人物の取材をベースにした作品となっているという事です。

このような人が実際にいて、こういった犯罪を起こしたのだなと思うと感心してしまう。
詐欺は犯罪なのでやってはだめだが、何事も事前の情報収集と入念な準備が重要で、それで成功か失敗か決まってしまうのではないかと感じてしまいます。
かなり色々な意味で勉強になる小説です。